【写真の額装レポート】フレームによる写真の飾り方

額装

【写真の額装レポート】フレームによる写真の飾り方


飾り方ひとつで、印象が大きく変わるのが写真。それは人間が服装によって違って見えるのとよく似ています。いいフレームに入れればなんでもよくなるわけではありません。写真のイメージをよりいっそう引き立て、空間にマッチさせるのが額装の役割です。

ですが、額装というとなんだかむずかしそう。。。と思われてる方も多いのではないでしょうか。そこで今日は、そんな「写真の飾り方」の定番・一枚の写真をフレームに入れて額装する様子をレポートします!

今回飾るのは、この写真。半切と呼ばれる印画紙に、余白を設けて手焼きされています。

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作業の前に、気をつけておきたいこと

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胸ポケットにものを入れていたり、テーブルにいらないものを置いて作業していませんか?額装の最中は何が起こるかわかりません。安全に行うため周囲は片付け、リスクをなくし心にゆとりをもって作業しましょう。

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写真をさわる前には必ず手袋を!印画紙やインクジェット用紙に指紋がつくととれません。印画紙が袋などに入ってる場合は、写真面に気をつけてそっと取り出しましょう。

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写真を額に入れずに保管する方法のひとつに、無酸性の素材で作った保存箱にいれておくという方法があります。印画紙サイズに合わせて各種取り扱いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。詳しくは、こちら。

1.フレームを選ぶ。

どんな写真をどんな場所に飾るか、それにあわせてフレームを選んでみましょう。シャープな印象のアルミフレームがいいか、優しい風合いの木製がいいか。色や厚みでも印象が変わります。

また、サイズも重要なポイントです。プリントが手元にあれば、フレームに直接あわせてサイズを判断するとわかりやすいでしょう。ソラリスではお持ちいただいたプリントをどのフレームサイズに入れると、余白など、どれくらいの見映えになるかモニターでご覧いただけます。

16x20

16×20インチのフレームに入れた場合

20x24

20×24インチのフレームに入れた場合

24x30

24×30インチのフレームに入れた場合

2.マットを選ぶ。

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写真がアクリルに直接密着するのを防いだり、適度な余白によって作品の見え方を引き立たせたりする効果がマットにはあります。写真と直接密着するため、ダメージを与えないよう中性紙でつくられています。

写真にあわせて好きな大きさに穴を開けたものを1枚からオーダーできるほか、イメージに合わせて色や厚みを選ぶことができます。ソラリス店頭には各種マットサンプルも用意していますので、実際にプリントにあわせながら考えると仕上がりイメージがわかりやすいでしょう。

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マットの窓サイズとプリントのイメージサイズがまったく同じだと、余白が見えてしまいます。それを防ぐため、イメージ部分にマットが少しかかるように窓を抜きます。

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もしもイメージ部分を周辺まですべて見せたいのであれば、白フチを付けてプリントし、余白を出したままセットするのがよいでしょう。

写真フレーム ナダール

ちなみにソラリスではマットなしでフレームいっぱいに、写真を飾ることができるオリジナルフレームもオーダーメイドしています。私も自分用やプレゼント用にと愛用中。詳しくはこちら。

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今回は20×24インチ(約50×60cm)のフレームにいれることにしました。そこそこ大きいですね。

自宅の白い壁に飾るため、見映えがあまり重くならないよう、白いフレーム+白いマットで飾ることにします!

3.マットの窓サイズを決める。

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プリントのイメージ部分のサイズをメジャーで正確に測り、メモします。今回はイメージサイズが274×403mmでした。

イメージ部分を周辺まですべて見せたいので+3mmずつ余白を持たせ、窓サイズを280×409mmとしました。

なおマットの価格は窓の大きさではなく、マットの外寸サイズで決まります。

4.プリントをマットに固定する。

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ブックマットの場合、窓の開いていない側のボード(アンダーマット)に写真を固定します。マットを開けたり閉めたりして確認しながら、写真を固定する位置を決定します。

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マットにプリントを固定するには、テープで留める方法と、三角コーナーで止める方法の2種類があります。三角コーナーはプリントに直接貼る必要がないので、より安全です。

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プリントに余白が少なく、三角コーナーがマット窓から見切れる場合は、上図のように切るとよいでしょう。

 5.アクリルをかぶせる。

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写真をダメージから守るため、アクリルをかぶせます。展示などでアクリルが反射するのを嫌い、外される方もいますがリスクは生じます。写真を長く安全に楽しみたい場合は不可欠です。

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アクリルをマットにかぶせる際に、プリントとの間にホコリが入らないよう気をつけましょう。せっかくきれいにフレームにセットしても、写真の手前にホコリが入っているともったいないです。

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アクリルはガラスのように割れないので安全ですが、柔らかい素材のためキズがつきやすいものです。アクリルを拭くときは柔らかいクロスで行うようにしましょう。

アクリルのほか、ガラスを使っているフレームもありますが、ガラスは大きなサイズになればなるほど割れやすくなります。鑑賞者および作品自身の安全面から、アクリルの仕様をおすすめします。ちなみにアクリルとガラスのちがいは以下のようになります。

アクリルとガラスの違い

 アクリルの特徴ガラスの特徴
重さ軽い重い
破損割れにくい割れやすく、二次被害の可能性がある
表面のキズつきやすいつきにくい
平面性たわみが生じることもあるたわまない
静電気帯びるためホコリが付着しやすい殆ど帯びない
紫外線の透過ガラスに比べ少ない透過しやすい

6.フレームへのセット。

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最後にフレームへセットします。木製のフレームはやわらかいため、当たったりこすったりすると、へこんだりキズがつきます。フレームに入れたからといって手荒に扱わないように注意しましょう。

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たまに聞かれるのですが、ヒモの結び方に決まりはありません。ただしあまりゆるいと壁に掛けた時に、頭を垂れるような形で掛かります。フレームは壁と平行に掛かると美しく見えます。

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大きなサイズのフレームを持つときは、ヒモ、またはフレームの左右を両手で持つようしましょう。上部を片手で持ちたくなりますがコーナーに負荷がかかるため、やめましょう。

壁に飾ろう!

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というわけで、完成しました!ばんざーい!同じ写真でもフレームに入ると、また違ってみえます(皆さんも経験ないでしょうか??)。ですが額装はこれで完成ではありません。飾ってこそ、額装!というわけで実際に自宅に飾ってみましょう。

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自宅に写真を飾るとき頭を悩ませるのが、どうやって壁にかけるかということ。壁に釘を打つのは勇気がでないものです。そんなときに役立つのが上記のクリアフック。虫ピン程度の穴を壁に開けるだけで、6kgまで耐えることができます。ソラリス店頭で販売もしています(2個入り324円)。

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こうしてできあがりました!家に飾るときは、直射日光を避け、温度湿度の変化がなるべく少いところに飾るようにすると、長く写真を楽しむことができます。皆さんもアート写真や、家族の記念写真、思い出の写真など、自分にとっての大切な1枚を暮らしのなかに飾ってみませんか。

写真と暮らそう。

わたしが写真の良いなぁと思うところのひとつには、忘れていたことを思い出させてくれるということがあります。なにかめちゃくちゃ楽しいことがあって、これは忘れへんやろうなぁ〜と思っても、だんだん思い出は薄れていきます。

そんな風に忘れそうになっても、写真をフレームに入れて飾っておくと、ふとした時に目に飛び込んできたり、その時のことをありありと思い出させてくれたりします(こんな時、もしプリントにしてなくてパソコンに入れっぱなしだったら、偶然思い出すということはきっとないでしょう)。

大阪 写真フレーム 額装

それはすこし大袈裟かもしれませんが「そのときの出来事」だけでなく、普段忘れがちな「生きている」という物語を思い出させてくれているように思います。

飾りたい写真をソラリスへお持ちいただければ、その場で写真を一緒に見ながら、お客様のイメージや、写真のイメージを引き立てる額装をコーディネートいたします。額装が初めてという方も、安心してお気軽にご相談ください。

*不在の場合やご対応がほかのお客様と重ならないためにも、お越しの際は事前にご連絡ください。


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