桝矢桂一写真展「水と雲と花と」

2017年221日(火)〜226日(日) 11:00〜19:00 入場無料

桝矢桂一写真展「水と雲と花と」

©Keiichi Masuya

桝矢桂一写真展「水と雲と花と」

©Keiichi Masuya

路傍の顧みられない花。険しい高山の山並み。湖上の白雲。
この展覧会は、花の写真の展覧会ではありません。山岳写真の展覧会でもありません。ある時には枯れかけた足元の花々。ある時には夏の夜明け前の高山の眺望。ある時には、嵐の前の雲。ファインダー越しに現れた様々な被写体の繊細な姿と色彩を、写真を通して調和させる試みです。写真集『水と雲と花と』の刊行を記念して開催します。

作家在廊日

会期中の午後は2月22日(水曜日)を除いて基本的に在廊の予定です。

作品形態

カラー 全倍2点 四ツ切14点(予定)

プリント技法

インクジェットプリント

使用機材

Leica M9、Leica Summilux-M 1:1,4/50mm ASPH.他

略歴

1970年 京都府長岡京市に生まれる。
1976年 スコットランドのエディンバラに滞在し、写真を撮り始める。
1998年 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。
2017年2月 写真集『水と雲と花と』(朝日出版社)刊行。
日本写真協会会員。神戸市在住。

写真集『水と雲と花と』について

写真集『水と雲と花と』(ISBN 978-4-255-00976-6、税抜価格 2700円)が、2017年2月10日に朝日出版社より刊行されます。国内の書店でお買い求めになれます。又、写真展会場でも販売いたします。

写真集『水と雲と花と』紹介文

『水と雲と花と』は、ファインダー越しに現れる様々な被写体の繊細な姿と色彩を、写真を通して調和させる試みである。我々を取り巻く空間の広がりと時間の流れの中から一瞬の光と影が切り取られ定着され、そこに詩的な言葉や絵画的な色彩が見出される。そしてその時、写真の「風景」は、「詩的な言葉」を獲得して「絵画」となる。ちょうど楽器演奏者の奏でる響きが、物理的な「音」ではなく、詩情豊かな「音楽」として聴かれるのと同じように。


最終更新日:17年1月22日(日)
投稿者:solaris