中村孝子 写真展「loom – 紡ぐ空間 -」
中村孝子 写真展「loom – 紡ぐ空間 -」
2017年4月11日(火)〜4月16日(日) 11:00〜19:00 入場無料
在廊予定日……火から金 17:30頃〜、土日 午後〜
過去と現在、夢と現実、刺激と癒し…古物と暮らす私的な空間。
おそらくですが、西洋への憧憬と他にはないものを求める気持ちから、私の古物への興味は始まりました。
最初は所有せずに見ているだけで満足していましたが、次第にそのようなものがひとつ部屋にあるだけで、空間が変わることに気付きました。
まるでそれが作られた時代や場所の空気感さえを その周囲に漂わせているよう…日常の中に日常ではないものが混ざる感覚です。
大量生産ではない時代のものづくりにかけられた思い、情熱。美しい装飾と秘められた物語。傷や汚れなどの経年変化は古物のいちばんの魅力でもあり、時を経てさらに美しさを増していきます。
そのほとんどは本来の実用性は無くなっているもの。それでも何かを感じ、目で見て楽しむことを自分が選択すれば、新しい命を吹き込むことができるのではと思っています。
植物を飾ることと同様、そういうものが生きていく上ですごく大切で、幸せな気分につながったり、愛しく感じられる。
誰しもそのようなものがきっと存在するはずと信じています。
loom(ルーム) …【自動詞】ぼんやりと現れる【名詞】織機、機(はた)
日本語で発音すると、部屋のroomと同じです。
暗いめの写真が多いので「ぼんやりと現れる」意味の単語を選びました。
また、古いものを現在楽しむ、単に懐古趣味というよりも、現在の傷や汚れを受け入れ、ありのままを大切に現在の自分の空間に奥行を与えて行くことを、糸を紡いで織るようなイメージに結び付けました。
作品形態:カラー / 20点予定
中村孝子 経歴
大阪府出身
2016年 3月 solaris 女性のための写真教室 初心者コース
2016年 7月 solaris 初心者コース修了展
2016年 7月 solaris 女性のための写真教室 中級コース
2016年10月 solaris 女性のための写真教室 展覧会コース