ギャラリーソラリス企画展

ギャラリーソラリス企画展
染谷學 写真展
めばる
2026年1月13日(火)〜1月25日(日) 12:00〜19:00(最終日は18:00まで)
※1月19日(月)休廊
2026年から営業時間が変わりましたのでご注意ください
協力:G.I.P.Tokyo
作者在廊予定
1/16(金)・1/17(土)・1/18(日)在廊予定
ギャラリー・ソラリスでは、2026年1月13日(火)〜1月25日(日)まで企画展として、染谷學写真展「めばる」を開催します。ソラリスでは3回目の個展となります。
染谷氏は2010年に、アジアから琉球弧へと連なる他界観を写し出した写真集『ニライ』にてさがみはら写真新人奨励賞を受賞。
翌2011年からは対象を国内に絞って撮影し、2013年には6×6判を中心としたモノクロ作品による写真集『道の記』(蒼穹舎)を刊行しました。
6×6という、どこか魔力的なフォーマットで日常の裂け目を凝視するように捉えた写真と、作家自身による手焼きプリントの美しさが相まったこの作品集は染谷氏の作家像を強く印象づけた一冊です。
近年の写真展「艪」(2015)、「ほうたれ」(2018)、「六の舟」(2021)では、35mmカメラとともに海沿いの町への旅を重ね、目の前のさりげない光景をモノクロで写し取ってきました。
それらの写真では「道の記」に見られた凝視感は影をひそめ、表現や記録といった写真に求められる役割を肩からそっと下ろした静かな余韻を残します。
そういった変化と対照的に、染谷氏の写真には一貫して、その美しいプリントと相反した生きていることの寂しさをふと滲ませる残滓感が漂っています。
その「終わりのない写真」の佇まいは、観る者の中に長く留まるものでしょう。
大阪では4年ぶりとなる染谷學の写真展「めばる」。
作家自身の手焼きプリントならではの質感とともに、ぜひ会場でご覧ください。
1964年 生まれ
日本大学芸術学部写真学科 卒業
写真展 個展
1995「生きてゆくカレンの人々」 銀座ニコンサロン
2000「Calcutta」コニカプラザ新宿
2003「海礁の柩」 ライトワークス
2008「温泉の町」 銀座ニコンサロン
2010「ニライ」 銀座ニコンサロン/大阪ニコンサロン
2011「Calcutta」 ギャラリー冬青
2012「道の記」ギャラリー蒼穹舎
2013「道の記 II」ギャラリー蒼穹舎
2014「道の記」 NADAR 大阪
2014「道の記」 Gallery722 岡山
2015「艪」ギャラリー蒼穹舎
2016「ナハ」新宿ゴールデン街 酒場こどじ
2018「ほうたれ」ギャラリー蒼穹舎
2019「ほうたれ」ギャラリーソラリス
2020「en paix」space2*3
2021「六の舟」ギャラリー蒼穹舎
2022「六の舟」ギャラリーソラリス
写真展 グループ展
2014「Japanese eyes」 in)(between gallery パリ
2015「ドンガン国際写真フェスティバル」メインエキシビション 韓国
2015「fotofever」 カルーセル・ド・ルーブル パリ
コレクション
沖縄県立博物館美術館
相模原市
日本大学芸術学部
受賞
さがみはら写真新人奨励賞2010 写真展写真集『ニライ』にて