21 5月 【おすすめ情報】フィルム・暗室ファンにおすすめ「Silversalt」さんのご紹介!
フィルムで撮って暗室のなか、じっくり1枚のプリントを作り上げる時間。それはとても刺激的で楽しい時間です。
デジタルが主流の今も、そんなアナログな魅力は失われることなく、むしろフィルムしかなかった頃には見えにくかった「フィルムならでは」の魅力は、輝きを増してすら見えます。
ソラリスにも多くのフィルム好きのお客さん、フィルムや暗室を始めてみたいというお客さんが来てくれますが、私もそんな楽しい経験を1人でも多くの方に味わってもらえたらと思い、暗室の写真教室・WSを開催しています。
世界中には、まだまだ色んなフィルムや印画紙、現像液や暗室用品が売られていますが、国内ではなかなか見かけないものもあります。せっかくあるんだから使ってみたいなぁ。。。
そんな国内ではあまり見かけないフィルムや印画紙、現像液や暗室用品を取り扱われている魅力的なWEBショップが「Silversalt」さんです!
silversaltさんは、ドイツから日本に来られたモーグさんが「ほとんどの人がデジタルカメラを手にする、そのような時代だからこそ、アナログ写真の奥深さ、面白さを、少しでも多くの方に知っていただきたい」という思いから、オープンされたお店です。モーグさん自ら使用経験のある製品を中心に、良好なパフォーマンスをもつ商品をセレクトし、EU(おもにドイツ)から取り寄せ販売されています。
取り扱われている商品は、フィルム(35mmモノクロ・カラー、120、シート、super8)、印画紙、現像薬品のほか、現像タンクやバットといった暗室用品までさまざま。
また商品の販売の他にも、チュートリアルとして「現像液がまだ使用可能かどうかをテストする方法」や「フィルムテスト-そのフィルムに最適の現像データを見つける方法」、「定着液の消耗度テスト」など、とても役に立つ記事をわかりやすく掲載されています。
使ったことのないフィルムや印画紙、薬品を見るとワクワクしますね〜。ひとつひとつに商品の特徴やアドバイスが書かれているのも嬉しい!見てると全部欲しくなってしまいますが、わたしが特に気になった商品は「マーシュ エコフィルム現像液(モノクロフィルム用)」と「マーシュ エコ4812現像液(モノクロ印画紙用)」。ともに有害化学物質の含まれていない現像液です。
教室の生徒さんやお客さんからよく廃液処理についてご質問いただくのですが、これを使って現像し、以下の方法で定着液を処分すれば、廃液処理に悩まずとも家で気軽に暗室を楽しむことができますね。
皆さんのフィルム・暗室生活がよりいっそう楽しくなりますように!
【定着液の処分方法】
こちら(silversalt – Q&A集)にも書かれていますが、使用済みの定着液は、フィルムから除去した銀が含まれているので、そのまま破棄するのはやめましょう。使用済みの定着液に鉄製ウール(100 均などで手に入ります)を沈めておけば、液中の銀が分離して沈殿しますので、上澄みを捨て、沈殿物は新聞紙にくるんで不燃ゴミとしてだせば大丈夫です。
廃液処理についてはそのほか、レンタル暗室(貸し暗室)を利用するという方法もあります。モノクロのレンタル暗室については、こちらをどうぞ!
最終更新日:18年3月3日(土)
投稿者:solaris