09 7月 【開催レポート】フォトグラムワークショップ(モノクロ普及委員会 勉強会)の様子
モノクロを愛する人たちの集まり、モノクロ普及委員会(以下MFI)。MFIは、モノクロ写真の素晴らしさについて語ったり、これから始めたいという人にアドバイスをしたり、情報交換をすることで、モノクロ写真文化を広く深く世界に浸透させることを目的として結成されました。
そんなMFIが7月にソラリスの暗室にて、有志による勉強会「フォトグラム・ワークショップ」を開催しました。その様子をちょっとだけご紹介します!
普段、暗室で写真をプリントするときには、左図のようにフィルムに光を当て、その像を印画紙に投影してプリントを作ります。
フォトグラムではフィルムを使わず、暗室のなかで印画紙上に直接モノを置いたりかざしたりして、光を当てます(右図)。その時に出来た影がそのまま印画紙に定着するという仕組み。
印画紙に描かれるのは、物体のシルエットや重なり、 光の角度や動きなどの組合せにより様々に変化します。
言葉で書く何だかむずかしそうですが、一言でいうと「カメラなしでつくられた影写真」ということで、作業はかんたんそのもの。でも追求するとなんとも奥深い表現なのです。
フォトグラムを楽しむのに大事なのは、印画紙の上に置くものの準備!ガラスのビンやプラスチックなど、光を透けるものを使うと思いがけないような像が浮かびます。モノクロ普及委員会のメンバーが持ち込んでくれた様々な材料がこちら。
引き伸ばし機が2台あるので、二人同時に作業をしていきます。どんな仕上がりにしようかと、印画紙の上に色々なものを並べるお二人。
印画紙の上に道具を並べて一定時間光を当てた後、現像液・停止液・定着液に浸けると、真っ白な印画紙に像が浮かび上がりました!いいかんじ〜。
同じ要領で、つぎつぎプリントを作っていくメンバーたち。この日、はじめて暗室に入るというメンバーもすぐに慣れた様子です。
要領がわかったら、あとはひたすら作るのみ。予定していた3時間はあっという間に終了し、わたしはちょうどギャラリーでONE展の交流会の日でしたので席を外したのですが、MFIの皆さんも暗室で打ち上げだったようです!
そんな活動もしているモノクロ普及委員会は、モノクロを愛する人であればどなたでも参加大歓迎!いつでも新規メンバーを募集中です。あなたも一緒にモノクロ写真を楽しみませんか??
入会はとってもかんたん!こちらのモノクロ普及委員会のWEBサイトにある「入会フォーム」から必要事項を記入して送信ください。そうすると次回例会のお知らせや、イベントの案内が書かれたメーリングリストが届くようになります。
入会金、会費はいっさい不要です。例会の茶菓、グループ展、企画の参加費などは実費負担です。参加資格は「モノクロ写真が好き!」。お気軽にご参加ください。
最終更新日:15年12月20日(日)
投稿者:solaris