04 7月 【写真展】ソラリス企画展・野口優子 写真展 「Winter」、開催いたします
7月4日(火)より7月16日(日)までソラリスでは企画展として、RAINROOTS、MUNOの協力のもと、野口優子 写真展「Winter」を開催いたします(※7月10日[月] 休廊)。
野口優子は、インディペンデント雑誌の先駆けとして知られる 「Purple」を刊行した編集者エレン・フライスに見出され、彼女の運営するWEBジャーナル「Les Chroniques Purple」に参加。現在は豊かな自然を誇る地元・大分という土地に暮らしながら、周囲を囲む景観とそこに住む人々の姿を日々とらえています。
2016年、VACANT(東京)、MUNO(名古屋)で開催された個展は評判を博し、また2017年1月には、初となる写真集「Winter」(MUNO) も出版しました。今回はその個展を新作も織り交ぜ再構成し、展示いたします。なお、関西では初の個展となります。
冬になると、山の麓の草原で夜が明けてゆくのを待ったことを思い出します。
馬たちは陽が昇り始めると、そのぬくもりを感じながらじっと草の上で佇んでいました。
冷たい空気に混ざって届く、やわらかい光に包まれた馬たちを見ていると、優しい気持ちがあふれてきました。
木々や草、山に積もる雪、冬にしか出会えない、ささやかな風景に救われている自分がいました。
───── 野口優子
冬という季節がもたらす、風や光。刻々と移ろい変わる、それらへ追いすがるのではなく、「移ろうこと」それ自体を喜びと共に見つめるような野口のみずみずしい世界観を、ぜひオリジナルプリントならではの美しさとともにギャラリーにてご堪能ください。
会場では作品販売のほか、写真集の販売もしております。作品とあわせてぜひゆっくりご覧ください。
また会期中には野口さんとともに、今展に深く関わられた湯地信愛さん(RAINROOTS)、恒川隆太さん(MUNO)をお招きして関連イベントも開催します。ひとつのイメージが形になるまでを辿る、両イベント。今から私も楽しみです!ぜひお気軽にご参加ください。
▶ トークイベント「写真集ができるまで」
7/8(土)19:00〜20:30
野口優子 × 湯地信愛(RAINROOTS)× 恒川隆太(MUNO)
要予約、定員15名、参加費 1,000円(トーク終了後、懇親会)
2017年1月に、出版された野口優子 写真集「Winter」。その1冊の写真集が生まれるまでの、その裏側をのぞいてみませんか?
野口さんにとっても初写真集となり、また発行したMUNOにとっても初の出版物となる今作。その写真集の発案から写真家とのやり取り、印刷など具体的な工程を経て本がかたちになるまでを写真家・野口優子さん、その作品のプリントを仕上げた暗室技師である湯地信愛さん、そして発行したMUNOのディレクター恒川隆太さんをお迎えし、実際の資料を見ながらその道のりについて、それぞれの立場からのお話を伺います。
▶ ワークショップ「手焼きプリントができるまで」
7/9(日)13:00〜16:00
要予約、定員6名、参加費 4,000円(プリント代金含む)
持ち物:現像済みのカラーネガをお持ちください。
野口優子 展「Winter」の作品プリントを仕上げたのは、暗室技師・湯地信愛さん。作品はどのようなやり取りによって仕上がるのでしょうか。
野口さん、湯地さんとともに、実際にプリントした展示作品を見ながら、写真家と暗室技師との関係やエピソード、要望やこだわりなどについてお伺いし、その後、カラー暗室にて参加者の持参したフィルムから、湯地さんが短時間で手焼きプリントしていくところを直接見てもらいます。もちろん焼いたプリントはお持ち帰りいただけます。
ギャラリーソラリス企画展
野口優子 写真展「Winter」
最終更新日:17年7月5日(水)
投稿者:solaris