【おすすめ情報】「現像済みのカラーネガフィルム」は置いとくといいぞの話

【おすすめ情報】「現像済みのカラーネガフィルム」は置いとくといいぞの話

こんにちは、ソラリスの橋本です。みなさん、フィルム写真楽しんでおられますか??
さて、みなさんはカラーネガフィルムで写真を撮ったあと、どうしていますか。
写真屋さんにフィルムを持って行くというかたがほとんどだと思います。
お店に出した後は、写真と現像済みのフイルムを受け取るかと思います。
そのあと、現像済みのフイルムを「いらないから」と自分で処分する人がいるのは以前から耳にしてましたが、さらに最近では一部の写真屋さんにて、店員のほうから「フイルムはどうしますか?要りますか?要らないですか?」と尋ねてくるパターンがあると聞きました。
▲ 現像済みのフイルムは、こういうのです(最初もらった時はコレなんだ??て感じですよね)
おそらく「写真データだけダウンロードで受け取れるようにして、フィルムは不要」としていれば、お店にもう一度足を運ぶ手間が省けるからだと思うんですが、

現像済のフイルムは受け取った方がいいし、捨てないで置いておくのがいいです。

その理由を説明するために、撮影した後のフィルムを写真屋さんに持っていったあと、写真屋さんではどんなことをしているのかをお話しします。
まず写真屋さんはフィルムを受け取ったあと、「フィルム現像」をします。

・フィルム現像する

撮影が終わったフィルムには、像が記録されています。ですが、まだ肉眼ではその像が見えません。
それを見えるようにするため、化学薬品につけたりして、処理を行います。そうすると像が現れます。この処理工程を「現像」といいます。像が現れるから現像と考えるとわかりやすいですね。
「現像済みのカラーネガフィルム」は、このようにオレンジ色(茶色)をしていて、撮影したときと、明暗・色が反転して記録されています。これを元にして、プリントや写真データを作るというわけです。

・フィルムからプリント、または写真データを作る

今の写真屋さんの機械では、まずこの「現像済みのカラーネガフィルム」をスキャニングしていきます。そしてデータ化したのち、プリント、または写真データを制作します。
そうやって写真は、
  • プリント(印画紙)でお渡し
  • データをCDに書き込みしてお渡し
  • データをスマホに転送してお渡し(QRコードやURLからダウンロードなど)
などのいくつかの方法の中から、お好みの方法でお客さんにお渡しされます。
このような工程を経て、写真は出来上がります。
つまり「現像済みのカラーネガフィルム」は、その写真にとって元になる情報が記録されたものです。
プリントしたり、データにする際には、そこからほんの一部分を取り出していると考えるとわかりやすいのかなと思います。

・カラーネガフィルムの特徴

さて、この「現像済みのカラーネガフィルム」は、誰がプリントしても絶対同じになるような決まった色・明るさというのを持っていません
それは同じコマからでも様々な色・明るさでプリントをすることができるということでもあります。自分のイメージに合わせて、好みのプリントを作れるのがカラーネガフィルムの特徴です。
だから写真屋さんが作ってくれた写真データやプリントというのは、あくまで「そのときに写真屋さんが選んでくれた色・明るさ」であって、そのほかの色・明るさの可能性というのも、その写真にはあるのです。たくさんある可能性の中から選ばれた一面でしかありません。
もしかすると、できあがった写真が自分の思ったイメージと違う時、その写真は調整次第でもっと自分のイメージに近づけることができるかもしれません。そんな調整をする時に、フィルムは不可欠なものです。

・データ=フィルムではない

でも例えばL判でプリントを受け取ってフィルムを処分してしまったり、CD書き込み、またはスマホ転送で写真を受け取ってフィルムを処分してしまうと、そのプリントやデータ以外に、写真が残っていないことになります。
そのデータが、プリントできるサイズの限界(もし一番安い4Baseでスキャンした場合、ハガキサイズ程度)になりますし、色や明るさを調整しようとしてもフィルムから作業するより画質の劣化は起きるでしょう。
写真の額装・飾り方のご案内、写真フレーム・保存用品の販売|ソラリス
インスタグラムなどのSNSに載せるのには、それで充分かもしれません。でものちに少し大きくプリントして部屋に飾ったり、好みの色にしたいな、自分のイメージに近づけたいなという時、フィルムがないと選択肢の幅がぐんと狭まります。
写真の歴史はつねにテクノロジーとともに変化するものなので、私は決してデータ化を否定してはいません。それもまた別のメリットがあります。ですが、このようにデータはフイルムの代わりにならないので、

データ化したからといって、引きかえにフイルムを処分しないほうがいいと考えています

「現像済みのカラーネガフィルム」を捨ててしまうのは、フィルムで撮ることの、多くのメリットを使い捨ててしまうようでもったいないと思ってしまうのです。両方置いておくのが私は良いと考えてます。

こういう話になるとつい「デジタルとアナログ、どちらがいい」というような話になりやすいのですが、デジタルVSアナログではなく、デジタル&アナログでそれぞれを代用品のない選択肢として、写真を長く楽しめるといいなぁということです。

・写真の楽しみは時間をかけて

それともうひとつ、写真は一過性で楽しみが終わるものではなく、残しておいて10年、20年経ってから見るとまた全然違って見えるものです。
写真は何度でも楽しめるもの。わたしが写真の良いなぁと思うところのひとつには、忘れていたことを思い出させてくれるということがあります。なにかめちゃくちゃ楽しいことがあって、これは忘れへんやろうなぁ〜と思っても、だんだん思い出は薄れていきます。
そんな風に忘れそうになっても、写真を見ると、その時のことをありありと思い出させてくれたりします。それはすこし大袈裟かもしれませんが「そのときの出来事」だけでなく、普段忘れがちな「生きている」という物語を思い出させてくれているように思います。
今はSNSに載せたいだけだから大丈夫と思っていても、今の自分の判断を過信せずフィルムも残しておくと、置いててよかったなと思う日が来るかもしれませんヨ。

フィルムのご相談、お気軽にどうぞ

そのほかもしフイルムについて知りたいことなどあれば、できる範囲でアドバイスしますのでお気軽にメールください。ご覧の方がフイルムをより楽しめますように。なにとぞ!

文責・橋本大和(ソラリス)



Share This