28 3月 【開催レポート】河合止揚さんの「いいネガを作って手焼きプリントするコツを学ぼう」の様子
先日ソラリスにて開催した企画展・河合止揚「大阪」。その会期中、河合さんによる撮影+モノクロ暗室ワークショップ「いいネガを作って手焼きプリントするコツを学ぼう」を開催しました。
きれいなモノクロプリント作りの基本は、「いいネガ」を作ること。いいネガを作ることで、それだけでプリント作業は楽になります。じゃあいいネガを作るにはどうしたら良いのかというと、撮影するときの「露出」がとても大切です。そこで今回は、露出を測るスポットメーターの使い方を学んで「いいネガ」を作るコツを教えていただきました。
まずは参加者の自己紹介タイムの後、みんなが普段撮っているネガを見せていただきました。フィルムを見ると、普段の露出が適正なのか、オーバー、アンダーなのかがわかります。それから今日の重要アイテム、スポットメーター。これを使って光を測ります。
スポットメーターの使い方やEV値についてプリントを配って説明してくれる河合さん。その場ででた質問にもどんどん答えてくださいますので、ムッチャわかりやすい!
使い方をひと通り学んだら普段使っているカメラにフィルムをセットして、撮影へ!今日は練習ということで撮る前に、ノートに絵を書いて、スポットメーターを使って測った部分の明るさをメモしていきます。こうすることで、ひとつひとつ理解しながら、露出の決め方を身につけていきます。
途中、本屋さんのコロンボさんに立ち寄ったりしながら撮影は終了しました。
さて、二日目は暗室でのプリントを体験してもらうのですが、その前にフィルム現像をせねばなりません。というわけで夜、ソラリスの橋本がみなさんのフィルムを現像+コンタクトプリント作り。普段、自分のフィルムを現像するより緊張した!
そうして迎えた二日目、まずはフィルムの仕上がりを確認してから暗室作業。テストピースとってプリントをすると、おお〜!綺麗なトーンが浮かび上がりました。
ワークショップ後には河合さんからみなさんへ、と記念写真を焼いてきてくださいました。しかも六つ切りで!ワ〜、嬉しい!!ありがとうございます〜!
というわけで1日目はスポットメーターを使っていいネガを作るコツを学び、実際に撮影し、2日目は暗室でモノクロプリント作業と2日間で体験していただいた今回のワークショップ。みなさん、綺麗にプリントを仕上げることができました。中には早速スポットメーターを買いに行こうかなという参加者の方もいて、楽しい二日間となりました。
ご参加いただいたみなさま、そして河合止揚さん、ありがとうございました!
最終更新日:19年3月28日(木)
投稿者:solaris