【BIBLE到着！】熊谷聖司 写真集「BIBLE」のご紹介

11月8日（日）までソラリスでは企画展として、熊谷聖司 写真展「EACH LITTLE THING」を開催中です。

ギャラリーソラリス企画展
熊谷聖司 写真展「EACH LITTLE THING」

名古屋・rainroots、東京・paper poolからの巡回となる今展では、熊谷さん自身による手焼きのカラープリント28点（クリスタルプリント！）が直貼りされています。プリントの、モノとしての存在感もぜひお楽しみください。

また会期最終日の11/8（日）には、『熊谷聖司 写真集「BIBLE」を見る会』を開催します。

◆写真集『BIBLE』とは

◆『BIBLEを見る会』とは

2,000ページ・12kgの、その写真集BIBLEが到着しました！その大きさは上の写真でわかってもらえるでしょうか、圧倒的な存在感です！ちなみに今日、BIBLEを見る会に向けてランタイム計測したところ、テンポよくページをめくり、1,000ページ17分＋1,000ページ17分でした。

規格外のサイズなので、普段の写真集を見る時のような身体の中央に構えて見る感じというよりも、身動きしない写真集にあわせて身体を動かしてページを進めていくような感じ。

写真集を見ているはずが、ページを捲りながら次第に自分が今何をしているのかわからなくなるような、写真集を見る体験が身体・頭ともに変わる体験！しだいにページをめくるのと、見るのが重なりあい、やがてページを貫き抜けてゆくような感覚に。見るとか読むとかというより、量とともに深く潜っていくようでした。

見ることにここまで体験を感じさせる写真集という意味で、これはもうひとつの熊谷聖司展といえます。

撮影期間は約半年とのこと。今から約15年前に作られたということもあり（当時33歳？）、現在の熊谷さんのルーツとなる様々な要素も感じました。

そしてやはり見惚れてしまう造本。職人の技術の凄みを感じます。製本はもちろん手製本ですが、「袋綴観音開上製本」という聞いたことがない、というか他にないんじゃないかというモノ。エディション3と聞いたとき、3冊しかないのかと思ったけど、今は3冊もよく作らはったな….と感じています。カタチにするということの塊！見た人と感想を早く話し合いたい！

ちなみに熊谷さんによれば、「（BIBLEを見る会は）しばらくはもうやんないんじゃないかな」とのこと。この機会、ぜひ一人でも多くの方に体験頂きたく思います。ぜひお見逃しなく！