【開催レポート】白石ちえこ 日光写真ワークショップ『町影さがし』の様子

まずは日光写真に使うための紙作りからワークショップはスタート！薬品を作って、白石さんが持ってきてくださった紙にみんなで塗っていきます。紙も画用紙っぽいテクスチャーのものや、すこし色のついた紙など色々な紙を試してみます。

ムラなどないように塗るのもいいですし、ハケの跡や多少ムラがあってもそれが味となります。塗っては乾かし、自分の使う紙をみんなそれぞれ作ります。

お！丸く塗るのも面白いですね〜。ひととおり塗り終わったところで、袋に入れて町影を探しに行きます！

ビルに囲まれたところではなかなか影が見つけにくいので、公園へ向かおうという道すがらにも町影あつめ。影を探して町を歩くと、よく知った町もまた違って見えてきます。道にうずくまってそれぞれニコニコ影を集める様子はあやしげでいいですね〜。

さっき薬品を塗った紙を取り出し、影のところに置いていきます。紙の上にものを置くと、置いたものの影がくっきりと出る仕組み。そこにある影を集めるのもいいですし、そこで見つけたものを集めてきて紙の上に置くのもフィールドワークらしくて面白いですね！

そうこうしてるうちに公園に到着！ここからは時間の許す限り自由行動です。それぞれ四方八方に散らばって、影集めスタート！

おや？？茂みで楽しそうにしてるので近づいてみると、ビー玉！どんなふうに仕上がるのか気になる〜。ころころ転がるので置くのが大変なようです。

わたしも一緒に影集め。これ、道でやってる人がいても何やってるかわかんないなぁ〜。たのしいです。

ちなみに赤丸で囲んでいるのは、町影集め中のみんなです。まさか町影集め中とはお釈迦様でも気がつくまい。みんな町影を集め終わったところで、ソラリスに戻ります！

さあ、ソラリスに戻ってきて、まずは光に当てた紙を水洗します。それから紙を薬品につけると青がどんどん濃く出てきます！

おぉ〜、きれいな青がでてきました！でも青の濃淡がそれぞれ違います。これは光に当てる時間がながければ長いほど、濃い青が出てくる仕組みです。

さっき集めてきた影がつぎつぎ紙の上に現れます！思ったようにいったものもあれば、そうでないものも。でもそこがまた面白いんだな〜。

最後にしっかり再水洗して、乾燥させればできあがり！というわけで、今日作ったなかからそれぞれ一番気に入ったプリントを持って、記念写真を撮りました！