©︎ SOMEYA MANABU
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ソラリス 5周年企画展
染谷學 写真展「ほうたれ」
2019年12月17日(火)〜 12月29日(日) 11:00〜19:00 入場無料
※12/23(月)休廊
協力:G.I.P.Tokyo
12/20(金)~12/22(日)作家在廊予定
12/21(土) 17:00-18:30 レセプションパーティ
どなたさまもお気軽にお越しください。
染谷學は、2010年に写真展写真集『ニライ』にて、さがみはら写真新人奨励賞2010を受賞し、その後2013年に、6×6を中心としたモノクロ作品による写真集「道の記」を蒼穹舎より刊行しました。6×6のある種、魔力的ともいえるフォーマットで日常の裂け目を凝視するように捉えられた写真と、作家自身による手焼きモノクロプリントの美しさが相まった「道の記」は、染谷氏の写真を大きく印象付けました。
2015年、染谷氏はちょうど50歳になったのを機に、25年続けてきたフリーカメラマンをやめ、年に数回の旅とともに自分の時間のための写真を撮り始めます。
「人の目や、場所のいわく等を考えないで、自分が心惹かれた小さな感覚を信じて、旅先の自分のこころの風景と割り切って、ただそれだけを集めてみようと思う。」
そう染谷氏は話します。
「1回5日くらいの旅で20本くらい撮って、よさそうなのが2枚。年に4回くらいしか旅に出られないので、年に8枚。3年撮れば24枚なので、展示が出来る。と思っています」
6×6ではなく35mmカメラによって、そして劇的な被写体ではなく目の前を通り過ぎてゆく小さな事柄を捉えた今作では、まぎれもなく染谷氏の写真(視線)でありながら、カメラを構える染谷氏の姿がだんだんと透明になっていくように見えます。また、劇的ではないがゆえに何度も繰り返し見たり、隅々まで自由に見る写真の楽しさを1枚1枚から強く感じます。
大阪では約6年ぶりとなる染谷氏の写真展。生でこそ味わえる、作家自身の手焼きプリントの美しさとともにぜひご高覧ください。
ギャラリー・ソラリス 橋本大和
染谷學 略歴
1964年生まれ
日本大学芸術学部写真学科 卒業
■ 写真展
・個展
1995年 「生きてゆくカレンの人々」(銀座ニコンサロン)
2000年 「Calcutta」(コニカプラザ新宿)
2003年 「海礁の柩」(ライトワークス)
2008年 「温泉の町」(銀座ニコンサロン)
2010年 「ニライ」(銀座ニコンサロン)
2010年 「ニライ」(大阪ニコンサロン)
2012年 「道の記」(ギャラリー蒼穹舎)
2013年 「道の記」Ⅱ(ギャラリー蒼穹舎)
2014年 「道の記」Ⅱ(ナダール大阪)
2015年 「艪」(ギャラリー蒼穹舎)
2015年 「艪」(ギャラリー722)
2016年 「ナハ」(酒場こどじ)
2018年 「ほうたれ」(ギャラリー蒼穹舎)
・グループ展・出展
2014年 「Japanese eyes」( in)(between gallery, パリ)
2015年 ドンガン国際写真フェスメインエキシビション(韓国)
2015年 Fotofever(カルーセル・ド・ルーブル, パリ)
2017年 「写真家が見つめた沖縄」(沖縄県立博物館・美術館)
■ 写真集
2010年 『ニライ』(冬青社)
2013年 『道の記』(蒼穹舎)
■ コレクション
沖縄県立博物館美術館
日本大学芸術学部
相模原市
■ 受賞
さがみはら写真新人奨励賞2010 写真展写真集『ニライ』にて
最終更新日:19年11月9日(土)
投稿者:solaris