■ 作品解説

私は、以前から街中の日常をテーマに作品制作しています。
見過ごしてしまいそうな、ありふれた場面の中で、ふと魅了される光景が表れることがあります。

存在する影の形や質感が自分の中に入り込むような感覚や、その時々にしか感じられない温度も写すような場面。
そんな記憶を辿るような瞬間に魅了され、光を追いかけるように写真を撮っています。
それは日々の中や旅先、海外であっても変わることはありません。

今展覧会では、そんな光景を暗室の中、自分で手焼きプリントしたカラー18点にて展示予定です。

タイトルの「periodot」とは、＜ピリオド＞と＜ドット＞を掛け合わせた造語。
物事を見るときに使う瞳の中に、黒点があり昔から気になって鏡で観察したりしていました。
黒点は、ピリオドにもドットにも見え、これらの存在する瞳を通して写真を撮っていることから、私らしさが出ているこの2つの言葉を掛け合わせました。

■ mika yoshida 略歴

1993年、静岡県生まれ。
2017年よりフィルムカメラで写真を撮り始める。
2019年、日本写真芸術専門学校 卒業。

【個展】

2023年 「SUTAKORA」（京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室/京都）

【二人展】

2018年 airi✕mika yoshida「TOMBOY」（Room_412/東京）