安保遼太郎 写真展「子は春にして草木深し」

安保遼太郎 写真展

「子は春にして草木深し」

2025年826日(火)〜831日(日) 11:00〜19:00

作家は全日在廊予定

子どもというのは体験的な学びの中で生きていくものである。この考えを言語化できるようになったのは教育大学に行った頃からだろうか。でも私はすでに以前よりそのことに気づいて撮影行為に移っていたのである。

2019年、世界は未曾有の事態に見舞われ、人々は分断され子どもたちの「体験的な学び」はすっかり失われたのである。体験的な学びはどの様にして実現されていたのかを世界中が模索した事態はICT化(※)が進む今日にとってとても大きなことであったと感じる。

本作品は2022年、まだ落ち着いていない頃のヨーロッパを撮影したものである。本作品では現地の景色に目を向けながらも子どもをはじめとした人々がどの様に体験的な学びを得ているのかを観察した記録である。

※ICT化とは、パソコンやインターネットなどの情報通信技術(ICT)を活用して、仕事や生活、教育などをより便利で効率的にすること。たとえば、学校でタブレットを使った授業を行ったり、会社でオンライン会議を行ったりすることがICT化の例といえる。

作品形態

ゼラチンシルバープリント 11×14、16×20混合 12枚(予定)

安保遼太郎 Ryotaro Abo 略歴

2001 兵庫県生まれ
2024 大阪芸術大学 芸術学部 写真学科 卒業
2025 大阪教育大学 教育学部 初等教育教員養成 小学校専攻 4年在籍

・主なグループ展

2018 「宝塚4人展」 宝塚 ・兵庫(以降毎年開催)
2018 「オール宝塚写真展」宝塚・兵庫(以降毎年参加)
2022 「GAKKOTEN」東川町・北海道
2022 「大阪芸術大学 写真学科選抜展NEXT」SONY大阪・大阪
2023 「芦屋写真協会会員展」兵庫県立美術館・兵庫
2023 「4カ国写真クラブ合同展」兵庫県立美術館・兵庫

・主な受賞歴

2019 「国展2019」 入選
2024 「大阪芸術大学 卒業制作展」優秀賞(ニコン賞)
2022-2025 「芦屋写真展」入選

・研究

2022 大阪芸術大学博物館 ライカ研究
2023 「中川一夫コレクション展」開催 大阪芸術大学・大阪
2024 「初期のライツ引伸機についての考察」 日本写真芸術学会 第33巻1号 p2-9
2025 「日本写真芸術学会 年次研究大会 初等・中等教育における写真教育の可能性の模索」(予定)

・ワークショップ

2025 「大阪教育大学 公開講座 写真とかたち」大阪教育大学


最終更新日:25年5月31日(土)
投稿者:solaris