XEN Shimozato 写真展

「タイトルの罠 - ことばとイメージ -」

2025年1118日(火)〜1130日(日) 11:00〜19:00

※11/24(月)休廊

■ XEN Shimozatoトーク・イベント「ことばとイメージ」

日時:2025年11月21日(金)19:00〜20:00
会場:ギャラリー・ソラリス
ゲスト:鈴木 崇(美術家)
定員:15名(要予約)
参加費:無料

鈴木崇 プロフィール
1996年にアメリカのアート・インスティテュート・オブ・ボストン卒業。2001年から2002年にかけて、ドイツ・デュッセルドルフ芸術アカデミー、トーマス・ルフのクラス研究生、同時期にトーマス・シュトゥルートのアシスタントとしてドイツに滞在。写真メディアを介して、視覚と知覚の関係性や認識のズレ、写真メディア自体の考察などをテーマに国内外で作品を発表している。2014年には作品集『kontrapunkt』を、2015年には写真集『BAU』『ARCA』を出版。

<お申し込み方法>
ご予約は、お名前、電話番号、メールアドレス(参加者が複数人いる場合、全員分)を hello@solaris-g.comまでご連絡下さい。

絵画や写真を見るとき、誰しも記憶の中から何らかのイメージを探し出す。絵画と違って写真は、現実の被写体が存在することから、「なにを、どこで、いつ」が頭をよぎる。そして写真の中に、記憶のイメージと一致する場所や物を見つけると、作品を理解することができたと安心すると同時に、親近感を覚える。反対に、何が写っているかわからない抽象的な作品は、具体的なイメージを探すことが困難のため、足早に通りすぎる。

具象表現のタイトルは作品の内容や主題を補足する役割を果たしていたが、抽象表現ではタイトルによる意味の固定化を避けるために、無題や番号がタイトルとなった。さらに概念芸術では、タイトルすなわち言葉が作品となり、鑑賞者の理解を混乱させる。

昨年開催した個展「SELFIE ー 鏡の中のわたし ー」は写真展の形式をとっているが、作品番号20「You title This」では、来場者にタイトルをつけていただいた。今回は、そこで与えられたタイトルに別の写真を提示するなど、
第1章 ことばにならない写真
第2章 ことばの効果
第3章 イメージを裏切ることば
の3つの章から、言葉と写真との関係性を展示する。

(XEN Shimozato)

略歴

1947年 名古屋市生まれ
2025年 京都芸術大学芸術学部美術科 卒業
2025年 京都芸術大学大学院写真・映像領域 在学中

個展・グループ展
2024年 Perfume Project 「One Scene」 (due Colori)
2024年 グループ展「点」(Gallery Solaris)
2024年 個展 「SELFIE ー 鏡の中のわたし ー」(Gallery Solaris)
2025年 KUA Photo Friends DOTs. (名古屋市民ギャラリー栄)


最終更新日:25年10月26日(日)
投稿者:solaris