熊谷聖司 展「EACH LITTLE THING」を終えて

熊谷聖司 展「EACH LITTLE THING」を終えて

熊谷聖司 展「EACH LITTLE THING」(協力:Poetic Scape)は終了いたしました。多数のかたに足をお運びいただき、まことにありがとうございました。

熊谷聖司
熊谷聖司

すべてを等価に捉えるというのは、モノが持つ価値や機能、意味を捨てていくということでもあります。熊谷さんによってカットアップされたスナップはまさにそのような、社会によって与えられた名前をつけられる前の世界、時間や場所からも自由になった世界に触れる体験のようです。瞬間、瞬間を捉えるスナップにあるのは今その瞬間のみなのかもしれません。

熊谷聖司
熊谷聖司

EACH LITTLE THINGを観ていると熊谷さんの佇まいがそのまま表れているような、その柔軟で自由な写真に私は歓びを感じる、と書きたい。書きたいけれど、歓びというだけではなくもっとふさわしい言葉がでそうででない。ああ、写真の面白さってそうだったよなぁという新鮮さ。それにもっとも近い感情は驚きのような気がします。

熊谷聖司
熊谷聖司

そこにふたたび熊谷さんによってタイトルがつけられることや、デザイナーの高橋さんによる見開きの組み合わせ、そして印刷とはまた別の表現力を持つ手焼きされたオリジナルプリントなど、この作品の魅力をまだまだ語り尽くすことはできません。

熊谷聖司
熊谷聖司

それでも書きたい、書かねばと思うのはEACH LITTLE THINGは10冊という区切りをもってまとめられましたが、スナップ写真に終わりはないということです。いま、に終わりはないからです。熊谷さんは2/1に最新作「オーラクマガイセイジ」をマルクマ本店から発売されます。ぜひともこれからの熊谷さんの活動にご注目ください。

最後になりましたが、ご来場いただいた皆様、展覧会の開催に多大なるお力添えをいただきました Poetic Scape 柿島さま、そして熊谷さま、まことにありがとうございました。



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