【日々のこと】暗室のかぶりテストの方法

【日々のこと】暗室のかぶりテストの方法

今日、お客さんと話していて、暗室の「かぶり」の話になりました。原因は色々考えれますが、遮光が不十分、またはセーフライトに問題があるというのが、可能性として大きいかなと思います(ほかの可能性も考えられます)。

セーフライトなどはメーカーの指示通りするのがいいわけですが、まぁ自宅なんかだと部屋の大きさやらスペースの都合でそうもいかないことも多々あります。

どうすれば、かんたんに暗室のかぶりテストができるでしょうか。

暗室のかぶりテスト

暗室のなかで印画紙を出し、半分くらい黒い紙、または物を置いたりしといて隠します。そのまま5分くらい置いとき、5分経ったら、現像処理をします。

もしカブリがあると、隠してなかった部分はグレーになるわけで、うっすら境目が見えるわけです。もしその境目が見えないようなら5分はOKということがわかります。

【追記】ただし境目が見えなくても、見えないくらいの影響が印画紙にある場合、露光したときに初めてカブリが出てくる可能性も残っています。あくまでかんたんなチェック方法ということです。

複数箇所でテストをとればいっそう安心ですね。おうちで暗室を始めたてのかたは、まずはこれで暗室のかぶりテストをしてみてはどうでしょうか。よい暗室ライフを!


最終更新日:16年9月9日(金)