ソラリス企画展 熊谷聖司 写真展「心」
ソラリス企画展

熊谷聖司 写真展「心」

2022年1213日(火)〜 1225日(日) 11:00〜19:00 ※12/19(月)休廊

ステートメント

言葉で「〇〇心」や「心〇〇」と表すと「心朗らか」「心ここにあらず」「乙女心」他にも沢山あります。これらは気持ちや状況などを表し大まかな意味では共有できていますが、その解釈は微妙で人それぞれ感じ方は異なっています。
一枚の写真を見て、言葉で説明するのも写真から言葉を導き出すのも何かが違うと思うので、これらの写真を見ている時の「こころ」の有り様をみつめてみたいと思いました。
写真の前に立ち、何かを感じても、こころが何も動かなくても全然平気なんですよ。
(熊谷聖司)

ギャラリーより

ソラリスでは12月13日より12月25日まで、熊谷聖司 展「心」を開催いたします。

熊谷聖司は(1966-、北海道生まれ)は、1994年、逗子の森戸海岸に集う若者達をとらえた作品『もりとでじゃねいろ』で、第10回写真新世紀公募優秀賞、第3回写真新世紀展にて年間グランプリを受賞いたしました。

以降、カメラはチェキから8×10カメラまで、プリント技法も暗室での手焼きプリントから実験的なインクジェットプリントまで幅広く用い、多彩な作品を発表しています。近年は出版レーベル「マルクマ本店」を立ち上げ、写真集を数多く発表しています。

2020年にMAKII MASARU FINE ARTSでの個展にて発表した『こころ』の作品シリーズは、熊谷が35mmカラーネガフィルムから暗室で手焼きプリントし制作しているシリーズで、その後も断続的に作品を増やしながら、2022年9月27日現在、354点あるといいます。

それらの中から大田通貴氏(蒼穹舎)によって編集されたのが、写真集「心」(2022年刊行)です。2021年に刊行された「眼の歓びの為に 指の悦びの為に この大いなる歓喜の為に わたしは尽す」と同じサイズ、色違いの装丁となっています。

「眼の歓びの為に」と同様に、<写真>としか言いようのない、言語によって置き換えられない輝くような色とイメージ59点が収められた写真集「心」から今回、20点をセレクトし展覧いたします。また会期中イベントとして、「心」全作品のプリント・ビューイング、および熊谷聖司によるスライド・ライブを開催いたします。

熊谷の作品を通じて、自らの心の声に耳を傾ける。オリジナルプリントに表現された色とイメージを通して、そのような時間に出会う機会になれば嬉しく思います。

12/17(土)イベント 開催

ただいまお申し込み受付中です

▶︎ 「心」全作品ビューイング(予約制・時間指定|料金 1,000円)

「心」全作品ビューイングは、定員となりました

2020年にMAKII MASARU FINE ARTSでの個展にて発表した『こころ』の作品シリーズは、熊谷が35mmカラーネガフィルムから暗室で手焼きプリントし制作しているシリーズで、その後も断続的に作品を増やしながら、2022年9月27日現在、354点あるといいます。今回、その全作品を1日だけ見ることができる機会を設けました。閲覧時間は50分です。予約状況の空き時間をご確認の上、ご予約ください。
本作品は一部、性的描写が含まれています。予約お申し込みの際に、性的描写のある作品を省くかどうかをご選択頂けます。
12/17(土)
予約状況(◯は予約可能、✕は埋まりました)
11:00〜11:50
12:00〜12:50
13:00〜13:50
14:00〜14:50
15:00〜15:50
16:00〜16:50
17:00〜17:50
18:00〜18:50

▶︎ スライドLIVE(定員15名《要予約》|料金 2,000円)

12/17(土)19:30〜20:30

2019年、写真集「オーラクマガイセイジ」の制作をきっかけに撮影を始めたスライドフィルム。同年5月、東京、大阪、群馬など様々な場所で精力的にスライド・ライブを行ってまいりましたが、2020年2月以降は、コロナウィルスの蔓延、そして緊急事態宣言などのため、スライド・ライブを上映も困難となってしまいました。
今回、ソラリスでは3年ぶりに熊谷聖司によるスライド・ライブを開催いたします。
是非、皆様のお越しをお待ちしています。

写真集「心」

熊谷聖司 写真集「心」

出版社:マルクマ本店
写真:熊谷聖司
編集:大田通貴(蒼穹舎)
装丁:小松透
発行年:2022
サイズ:200x205x13mm
ページ:72ページ / 作品点数 カラー59点
製本:布張り上製本
エディション:500

熊谷聖司 略歴

1966 年 北海道函館市生まれ
1987 年 日本工学院専門学校卒業後、海老名享氏に師事
1992 年 第1回写真『ひとつぼ展』入選
1994 年 第十回写真新世紀公募 優秀賞(南條史生選)
1994 年 『第三回写真新世紀展』にて年間グランプリ受賞

 

【個展】

1994 『函館1985-1994』函館:ギャラリー・807
1995 『もりとでじゃねいろ』東京:Pap Factory/函館:ギャラリー・807
『95 Lareru』東京:P3 art and enviroment
1996 『ニルバーナ祭』東京:Hdab
1997 『ダイナマイト・パンチ・エキサイティング』函館:ギャラリー・80ヒラマ画廊
『最初の音』東京:アートサロンアクロス
1998 『人と人の事』京都:立体ギャラリー射手座
1999 『無題』 京都:立体ギャラリー射手座
2001 『BIBLE KUMAGAI seiji』東京:ナディフ
2003 『春に還る』東京:ギャラリーアートスペース/京都:ギャラリーそわか
2004 『光の粒』東京:ガーディアン・ガーデン
2005 『あふれる/白い』東京:スイッチ・ポイント
2006 『焦点』東京:スパッツィオ・ブレラ・ギンザ
2007 『Focus+』京都:プリンツ
2008 『さくら』東京:パラーダ/沖縄:オリエンタルホビー
『あかるいほうへ』東京:スパッツィオ・ブレラ・ギンザ
2009 『 おさらい』東京:フリュウギャラリー
2010 『とりのこえをきいた』東京:パラーダ
『THE TITLE PAGE』北京:ゼン・フォト北京
『PARISASAKUSA』東京:カワウソ
2011 『THE TITLE PAGE』東京:ゼン・フォト東京
『神/うまれたときにみた』東京:書肆サイコロ
『THE TITLE PAGE』東京:ギャラリー蒼穹舎
『神/うまれたときにみた』大阪:ナダール
『Spring,2011』東京:ポエティック・スケープ
2012 『flowers of romance』東京:書肆サイコロ
『FOCUS』東京:ギャラリー・ユキシス
『EACH LITTLE THING』東京:モノグラム
2013 『肖像』東京:書肆サイコロ
『はるいろは かすみのなかへ』東京:ポエティック・スケープ
2014 『MY HOUSE』東京:OVERLAND
『もりとでじゃねいろから20年』東京:ルーニィ247フォトグラフィー
『EACH LITTLE THING』東京:ギャラリー蒼穹舎
『あかるいほうへ』名古屋:ON READING
『光の色』東京:パピエ・コレ
2015 『EACH LITTLE THING』名古屋:rainroots/東京:Paperpool/大阪:ソラリス
2016 『青について』名古屋:ON READING/大阪:ソラリス
『Time after time / Time for time 』大阪:ギャルリキソウ/東京:Roonee 247 photography/名古屋:SHUMOKU GALLERY/岡山:ギャラリーグロス
『夢に纏う色彩』東京:モノグラム/クロスロードギャラリー
『Instant films myself 』新潟:Books f3
2017 『わたしはいつも木をみている』桜 東京:Roonee 247 fine arts
『EACH LITTLE THING』東京:ポエティック・スケープ
『BRIGHT MOMENTS』東京:Roonee 247 fine arts
2018 『わたしの時間をあなたにあげる』東京:モノグラム
『写真家はどう写真集を作るのか』東京:book obscura
『EACH LITTLE THING』東京:ポエティック・スケープ
『FOCUS』東京:72Gallery
2019『EACH LITTLE THING』大阪:ソラリス
『EACH LITTLE THING』名古屋:ON READING
『瞳を閉じて見る世界』東京:TIP ギャラリー
2020『こころ』東京:MAKII MASARU FINE ARTS
2021『眼の歓びの為に 指の悦びの為に この大いなる歓喜の為に わたしは尽す』東京:book obscura
『眼の歓びの為に 指の悦びの為に この大いなる歓喜の為に わたしは尽す』大阪:ソラリス
『ノスタルジア』東京:TIP ギャラリー
『RE FORM』東京:ポエティック・スケープ
2022『冬の図書室』千葉:Nazukari Warehouse
『RE FORM』大阪:ソラリス
『心』東京:72Gallery
『心と光/心の光』東京:book obscura
『心』大阪:ソラリス

 

【写真集】

1995 『40+1 Photographers Pin-Up』(株式会社マッチアンドカンパニー)
1996 CD-ROM『ダイナマイト・パンチ・エキサイティング』(インナーブレイン)
2001 『BIBLE KUMAGAI seiji』(私家版)
2003 『SEIJI©️豆本写真集』(株式会社BANQUET)
2006 『もりとでじゃねいろ』(株式会社BANQUET)
2008 『あかるいほうへ』(私家版)
2009 『THE TITLE PAGE』(株式会社マッチアンドカンパニー)
2010 『とりのこえをきいた』(カフェ パラーダ)
2011 『神/うまれたときにみた』(書肆サイコロ)
『EACH LITTLE THING』#1(私家版)
『Spring,2011』(私家版)
2012 『EACH LITTLE THING』#2(私家版)
『EACH LITTLE THING』#3(私家版)
2013 『肖像』(私家版)
『MY HOUSE』(株式会社リブロアルテ)
『EACH LITTLE THING』#4(私家版)
『EACH LITTLE THING』#5(私家版)
2014 『WE CAME DANCING ACROSS THE WATER 』(私家版)
2015 『EACH LITTLE THING』#6 (マルクマ本店)
『EACH LITTLE THING NAGOYA』(マルクマ本店)
『BRIGHT MOMENTS』(マルクマ本店)
2016 『Time after time / Time for time 』(マルクマ本店)
『扉』(マルクマ本店)
『夢に纏う色彩』(マルクマ本店)
2017 『nuttari`n zine 』(マルクマ本店)
『はるいろは かすみのなかへ』(マルクマ本店)
『わたしはいつも木をみている』桜 (マルクマ本店)
『EACH LITTLE THING』#7 (マルクマ本店)
『EACH LITTLE THING』#8 (マルクマ本店)
『黒熊』(マルクマ本店)
2018 『EACH LITTLE THING』#9(マルクマ本店)
『EACH LITTLE THING』#10 (マルクマ本店)
2019 『オーラクマガイセイジ』(マルクマ本店)
2020『ともしび』 (マルクマ本店)
2021『眼の歓びの為に 指の悦びのために この大いなる歓喜のために わたしは尽くす』 (マルクマ本店)
『RE FORM』 (Livres lieu lieu)
2022『心』 (マルクマ本店)
『ともしびとなれニエプス』 (マルクマ本店)


最終更新日:23年2月6日(月)