撮影=佐藤美幸
撮影=佐藤美幸
佐藤美幸 写真展
「紋を受け継ぐ十一代目 豊竹若太夫」
2024年4月9日(火)〜4月21日(日) 11:00〜19:00
※4/15(月)休廊
4/9(火)、4/10(水)、4/12(金)、4/13(土)、4/14(日)
4/16(火)、4/17(水)、4/18(木)、4/19(金)、4/20(土)、4/21(日)
12:00頃から在廊予定です
撮影=佐藤美幸
撮影=佐藤美幸
浄瑠璃語り(太夫)、三味線、人形遣い。この三業が融合し生みだす伝統芸能、それが文楽です。中でも浄瑠璃語りでは、竹本義太夫の「竹本座」と、その弟子、初代豊竹若太夫が作った「豊竹座」が、今も脈々とその系譜を残し、舞台の幕にも二つの紋が染められています。そして今年、「豊竹座」の紋を付けることが許される、たった一人の太夫が57年ぶりに誕生します。六代豊竹呂太夫が十一代豊竹若太夫を襲名するのです。
撮影=佐藤美幸
「いまが、人生でいちばん稽古しているんですわ」初めてお会いした10年前も今も、同じ言葉をおっしゃっています。 人生でいちばんが今だ、と言い切れるその強さとしなやかさ。その志に魅了され、どのように十一代若太夫になっていくのかを見たい、写真に残したいとその姿を追いかけました。 襲名披露公演に向けた約半年間、覚悟を持って襲名に臨む、豊竹呂太夫としての有終、豊竹若太夫への胎動をどうぞご高覧ください。
・1947(昭和22)年 大阪府岸和田市生まれ
・1967(昭和42)年 三代竹本春子太夫に入門
祖父豊竹若太夫(人間国宝)の幼名三代豊竹英太夫を名乗る
・1969(昭和44)年 四代竹本越路太夫に入門
・1977(昭和52)年 文楽協会賞
・1994(平成6)年 国立劇場文楽奨励賞
・2003(平成15)年 国立劇場文楽優秀賞
・2017(平成29)年 六代豊竹呂太夫を襲名
・2017(平成29)年 第47回 JXTG音楽賞(旧モービル音楽賞)邦楽部門受賞
・2019(令和元)年 第54回 大阪市市民表彰
・2022(令和4)年 文楽太夫最高峰の切語り(きりがたり)になる
・2022(令和4)年 文化庁長官表彰
・2024(令和6)年4月 十一代豊竹若太夫を襲名
文楽の本公演以外に、「ゴスペル・イン・文楽」の創作や他ジャンルとのコラボレーション公演も手がける。
・1977(昭和52)年 大阪府枚方市生まれ
・2017(平成29)年3月 写真表現大学修了展
・2018(平成30)年3月 写真表現大学修了展